2024年現在通い始めて5年目となります。

　通い始めてくれたのは小学校6年生なのでお子様レッスンからのスタートでしたが今は高校生の為大人のボーカルの方でのご紹介とさせていただきます。

　毎週60分のレッスンです。

【1年目】

　【ミュージカルをしていて歌が苦手だったから伸ばしたい】

　というスタートでした。

　当時は小学校6年生ということもありまずは苦手意識の克服からのスタートで自信をつけていってもらうところから始めました。

【2年目】
　
　中学生になりお子様から大人へと年齢が上がってくる頃になります。

　レッスンではどちらで扱うか少し迷ったところもありましたがかなりしっかりした子で芯の強いところもありそうだと感じました。

　その為、発声練習のメニューを大人と同じような形に決めました。

　中学生という年齢で考えるとそこそこハードな内容だったかと思います。

　心が折れないようにまた発声練習を意味のあるものにする為、

　『歌は発声練習で同じ事を何度もやれば必ず伸びるからね』

　としつこいぐらい声がけをしながらレッスンをしたことを今でも覚えています。

【3年目】

　この辺りには迫力満点の声量になってきました！

　発声練習では音程を当てるのが苦手なところが今まであったのですがこの音も何度も何度もしていく内に改善してきて綺麗なピッチで声出しが出来るように･･･！

　歌う曲も好きな曲を利用してもらったら次はこちらから課題曲を出して等、ストレス発散しつつ能力向上もという形でレッスンを行いました。

　ディズニー系の曲を歌ったりすることが多かったかな？と思います。

【4～5年目】

　高校生に近づくにつれて自分の持ち味や個性を追求するようになってきました。

　『この曲は何かやってみたいこととかがあって選んだの？』

　という質問にも自分の言葉でハッキリと教えてくれるようになりました。

　歌を上手にする為には基本も大事ですが『どう歌いたいか』が大事かと思っています。

　特にこの子の場合は個性が出せるように今まで色々な課題曲に挑戦し自分にしか出来ない歌い方を追求するように教えてきました。

　色々な歌い方を使って歌を自分のものに出来るようになったのは私から見ても本当に凄い！の一言です。　

【これからは】

　当初はとても上手に歌を歌ってくれる子でした。

　なのですが･･･よくこの子に言ってきたことが

　『上手に歌おうとしないで、時には荒く歌うことも大事だよ』

　音程を正しく当てることだけが上手なわけではないと思っています。

　特にJPOPS等の曲に関してはどう歌いたいかが大事だと考えています。

　心がこもると音程は多少なりに少しズレてしまうことだってあります。

　自分の世界に歌を引き込み個性的な歌い方が出来るようにこれからも色々お勉強していってほしいと思っています。